あけましておめでとうございます。
すでに年が明けて一ヶ月経った。何冊か本を読んで、まだ一ヶ月しか経ってないのに複数の良作に巡り会い、読書意欲が増すばかり。
その良作を紹介したいけれども、去年も良作に巡り会っているので、去年読んでよかった作品をいくつか記録に残そうと思い、久しぶりにブログ開いた。
ちなみに、推し活も去年は頑張った。夏までは記録残してたけど、秋冬はそこそこ現場行けたって感じ。少年たちを2回も見に行って、年末恒例のHeySayJUMPの東京ドーム行ってきた。
少年たちの感想書きたかったけど、いろいろ忙しくて(主にマチアプ笑 やめたけどね!)書く時間なかった。また改めて年末のコンサートと合わせて書く。
小説に関しては、ネタバレしないように配慮するけれど、もしからしたらネタバレになっちゃうことを書いてしまうかも。ご了承ください。
では、早速いきましょう!
ピアノコンクールで出場する4人の男女の話。
言わずもがな、映画化もされている有名な作品。Kindleで安くなっていたので、購入。ずっと気にはなっていた。松坂桃李が映画に出てていて、映画気になるなと思っていたけど、小説も人気だったので先に読んだ。
よかった。コンクールにかける思いと葛藤が綺麗に描かれていて、4人全員に頑張ってほしいって思いで見ていた。とくにピアノ演奏の描写がとても良くて、実際に本から音楽が聞こえてくるんじゃないか!?って思った。Spotifyで蜜蜂と遠雷のプレイリストを検索して実際に小説に出てくる音楽を聞いたりもした。サブスク最高。
上下巻に分かれていて、長編大丈夫かな?って思ったけど、さくさく読めた。全然長さ気にならなかった。気付いたら読み終わってた。
音楽の知識があればもっとよかったのかもと思うと、もっと頑張ってピアノ習っておけばよかったと後悔した。
・すみれ屋敷の罪人
タイトルと本の表紙が美しい。そして、ミステリー小説ということで手に取った。とある屋敷から白骨化した遺体が2体出てきて、その遺体が誰なのかを探るためにその屋敷の関係者から話を聞き真相に迫る話。
一般的のミステリーだけど、最後まで読むとまじで涙止まらない。最後の方はスタバで一気読みしようとしたけど、途中から涙が溢れてきて「こんなところで泣いてたら変な人に思われる」と途中で切り上げて帰宅後に最後まで読んだ。
徐々に真相が見えてくるのはいいよね。伏線っていうのはあまり感じられなかったけど、それぞれの視点からみた屋敷の中でのて出来事を照らし合わせていくと、真相に辿り着く的な。
タイトルも表紙も綺麗だけど、お話もとても綺麗で切ない。ミステリーだけど、全然暗くなくて、清々しいミステリーって感じ。とてもオススメ!
・イエスかノーか半分か
BL小説です。苦手な方もいるかと思いますが、BL全然いける派なので載せます。いままで漫画でしかBLは触れて来なかったけど、たまたま作者の一穂ミチさんの短編集を読み、作者のことを調べたらBL小説を書いていると知って購入。人気のある作品だったので、気になって読んでみた。
「君の名前で僕呼んで」を映画見たから小説が気になって読んだけど、あまり展開がなくて途中で読むのやめちゃったから恋愛系(BL含め)は読み切れる気がしなかったけど、これはスラスラ読めた!
私好みのカップルだったのもあるかもしれないけど、おもしろかった。主人公がかわいいんだよな〜!いわゆるツンデレ系ですね、それを大型犬のような寛容な攻めっていうのがまた好き。続きやスピンオフも気になるので、シリーズで読みたい。
・火のないところに煙は
よく「騙された!」となると有名な芦沢央さんのホラー短編集。
短編集といっても、知人から聞きた怖い話や、自分のところにやってきた情報提供の真相にせまるって感じで、芦沢さんが体験したこと(実際に?)が書かれてる。
それぞれ、別の人からの恐怖体験が………って感じ。いままでに泣いホラー小説だったので面白かった。仕掛けがたくさんで、さすが芦沢央さんって感じの作品!
・汝、星のごとく
涙涙涙!!涙無しでは読めない!!!
基本的に通勤時間にバスに揺られながら小説読むことが多いんだけど、バスで泣きそうになって焦った。でも、読むのをやめれなくて、涙を流さないように耐えながら読んでたら。鼻水を少し出てたけど笑
主人公二人の究極の恋愛。二人のすれ違いが切なすぎる。とくに二人が別れるシーンは、二人の心情がつらすぎた。
恋愛系は苦手だと思ってた。でも、これは本屋大賞で1位だったこともあり気になってたので読んだ。
凪良ゆうさんは気になる作家さんだったので、これを機会に違うの作品も読みたい。美しい彼とか!
これは、映画化とかされるのかな??されたら見に行きたいな。
辻村深月さんは最高です。まじで。
スロウハイツに住む夢を追う男女の物語。とある女の子が入居してから色々と問題が起きる。
上下巻に別れていて、上巻の伏線を下巻でどんどん回収していく。素敵な展開に、読む手が止まらない。
それぞれの心情が事細かに描かれていて、辻村さんの書く登場人物ってどこか共感できるんだよね。この気持ちわかる!とか、こんなこと私にもあるな〜とか、切なくなるポイントも一緒。私の心読み取ってるのか!?って思ってしまう。
辻村さんの小説は「鍵のない夢を見る」「噛みあわない会話と、ある過去について」を読んでて、人の心の奥を書いてるのが多くて、なんともやり切れない複雑な話ばかり読んでいたけれど、「スロウハイツの神様」は最後は心がホッとなる小説。こういうタイプもいいな〜って。辻村さんの小説は読みやすくて好きだな。ほかも読みたい。
とくに読んでて印象的だった作品をあげました!
他にも面白い作品たくさん読んだ。小説の感想とか書くの苦手だから、もっとうまく書けるようになりたいな。つたない文でだけど、とりあえず2023年印象的な小説をブログに残せてよかった。
今年に入ってかなり良い作品にあってるので、来年もこういう風にブログに残せたらいいな。